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№12 単純で分かり易く・ある相続の教訓

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平成16年暮に一相続人から受託した相続の揉め事に私がかかわって延々2年超、相続原因があってから4年、この2月、最後の不動産(相続財産)の売却を終わらせることができました。

当初、私はできる事ならば不動産売却後は、相続人それぞれが過去は過去として水に流し昔のような普通の付き合いが戻せることを願い心掛けて行動してきましたが、期待していたような解決は到底望めない寂しい終結となりました。精神的な解決にはもっともっと長い年月が必要のようです。

一番の問題は、当時未成年であった養子に対する手厚い遺言状(公正証書)の不備が一相続人関係者によって発覚され裁判所に訴えられたことから始まりました。また代襲相続人の関係者である不動産業者が仕事を絡めたことによりますますことは複雑化しました。

又、不動産という立場で見た場合、処分するには瑕疵のない状態にしなければなりません。これら瑕疵のないようにするには、存在しないのにある建物登記の滅失、完済している筈なのにある抵当権の抹消登記、一相続人が相続権放棄したことを知らず別の相続人が行った法定相続登記の変更登記、残置された家財道具等の所有権の明確化と放棄、更に隣地問題では境界を跨った戦時中の共同井戸の扱い、境界確認等、盛り沢山の処理を要する作業があり、どれをとっても書類には当事者の印鑑証明書と押印がその都度必要です。本来当り前のように進む事柄が相続人間の確執と個々の猜疑心から悉くスムーズに捗らないという神経を使う作業でした。

相続人ばかりでなく関わった私としても精神的にクタクタに疲れる仕事でした。

しかし今回、公正証書にも不備があるのだということ知りました。この係争は私が関わる  前のことでしたので詳細を知りませんが、未成年の養子代理人に利益相反があったようで公証人に落ち度があったと聞いています。

亡くなった被相続人が良かれと思い行った行為が相続人同士の深い確執と猜疑心を生み不毛の争いになったという事例です。くれぐれも相続はできる限り分かり易く単純な形で残して上げてもらいたいものです。更に欲を言えば相続財産は程ほどがいい!その方が以後平和ではないでしょうか?

死んだ後、ご本人は一切関われないことを肝に銘じ!

記:大森孝成

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