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№21 法廷に立つ〔その一〕

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H19.9.26

私は、古巣であった紙業界の某上場大手企業元部長個人に対し「貸金返還請求」原因で千葉地裁&松戸簡裁の法廷において争っています。被告勤務先の同社の管理責任及び同社自体の体質に問題があったことは言うまでもありません。

実は法廷に立つという経験は、23年前グリコ森永事件の余波を受け売上げが半減したことから経営難に陥り、私の咄嗟の判断で当時経営していた紙器製造会社を自己破産させた時の債権者集会が始めてでした。その時は,法廷で私は被告席で陳謝の弁を一言述べただけで全て弁護士さんが取り仕切ってくれました。当時は若くまた考え方も稚拙で債権者に対し「すまない」と唯々一心に述べたものでした。しかしこの考え方が後に別の問題を引き起こしました。今想いますとこれは単なる経済行為の破綻で、債権者にも売り手責任・貸し手責任があり、法的には一破産事件でもっと割切った考え方であるべきであったと後に悔やまれました。

今回は原告という立場です。弁護士を立てず、私一人が進んで申立て法廷に立ち相手である被告弁護士と対峙します。私が被告に騙され私と会社から貸したお金について簡裁に「支払督促」申立てをしたところ、私の申立てに対し何と被告が異議申立てをしたため訴訟に進行した次第です。

金の出所が異なっても個人の関係で貸した金ですので、一つの事件として扱われるかと思っていましたが、その出所が個人と会社であったこと、また裁判所の定めで140万円を境に未満と以上で簡裁及び地裁に分けられることから二つの事件となり、それぞれの裁判所で争うことになりました。いずれにしても不誠実で金にだらしのない厚顔無恥な被告に対し敢然と戦うつもりです。

私の事件の争点と進行状況についてはこれからも逐次掲載したいと思います。

ところで、今回の法廷では気持に余裕があるのか、「裁判所とは何ぞや」「裁判官はどのような進行を図るのか」「係争現場である裁判所での弁護士の振舞い」「どんな事件があるのか」「ギャラリー(傍聴人)は?」など、興味深く観察しています。当事者には大変失礼ですが、沢山吸収すること、体得することがあるある。そんな見方で裁判所から色々勉強させて貰おうと思っています。

先月は千葉地裁で、今日は松戸簡裁での法廷でした。簡裁の法廷日は毎週一回、水曜日のみ、本日の事件数は40-50件、一件当り5-10分、裁判長から和解を促され和解の場に移る人、和解室から法廷に又戻って来る人、○○日判決ですと言い渡される人、次回○○月○○日ご都合どうですか、と言われ次回の法廷日を設定される人、様々で正に「回転寿司」「ベルトコンベアー」のように目まぐるしく次々と次の事件に移っていきます。                                          

なお、私の場合は被告が事前に提出した答弁書で「金員を借りたことがない」と全面否認したことに対し私が法廷で突然証拠書類原本を提出したため、被告弁護士が被告との作戦?を練る猶予を要求しました。裁判長は次回○○月○○日ご都合如何ですか?でそれぞれ手帳を確認し、では○○日にということで次の法廷日が決まりました。45分ほど待たされた後の約5分程の出来事でした。

ギャラリー(失礼!傍聴人)といえば意外に多く30-40名位おられたと思いますが、実体はほとんどの方が自分の番を待っている原告・被告・その関係者・弁護士です。出頭時間が定められていてもままならず全てずれ込むため、言い方を変えれば傍聴席が待合室代わりになっていると言えます。とは言っても他人の法廷を参考にし自分の番に役立てようと皆さん真剣な眼差しで傍聴されています。

事件原因としては簡易裁判所なのか140万円未満の「不当利得返還請求」「貸金返還請求」「求償金請求」「「明渡し請求」等々でしたが、その大半が「不当利得返還請求」でした。つまり消費者金融の高利による過払い過入金で、その返還請求です。

原告が借主個人で被告は全て消費者金融(アイク・プロミス・武富士・クレディア・・・・等ほとんど全部)でした。出資法と利息制限法の間の所謂グレーゾーン金利について昨18年1月の最高裁判決とそれに伴う法改正が、如何に大きな意味合いを持っていたのかが実感されました。 

他方、今でも無知な顧客に対しては法改正のことを説明せず?或いは債務者自身が理解しないまま?高金利で貸付け貪る。そんな消費者金融の体質が暴かれる現場でもありました。

それに対し弁護士を立てずに個人の方が毅然と立向かっている姿を見て、その勇気に感服しました。

参考までに、改正後の利息制限法で定まった利息は次の通りです。決して消費者金融に騙されないように!

◇10万円未満(20%以下)  ◇10万円以上~100万円未満(18%以下)  ◇100万以上(15%以下) 

 以上、次回に続く。大森孝成

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