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№22 法廷に立つ〔その二〕

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H19.11.1

私事ですが、昨日、千葉地方裁判所松戸支部の法廷に立ちました。と言いましても既に松戸簡易裁判所の訴訟分を含めますと5度目の法廷になります。

ことは不誠実な被告に対し仕方なく裁判所を通じて私が支払督促を申立てたことから始まりました。「返すから貸してほしい」と言い借りた覚えのある筈の決して返済能力のないとは言えない被告がこの貸金を否認した為、自動的に訴訟に移行されたわけです。

その結果、「事件番号平成19年(ワ)第****号 貸金請求事件」と銘打たれ、一人前の訴訟事件に突然変身してしまいました。

被告は当初否認してましたが、私(原告)が提出した物証により貸金の全部を認めました。しかし次に被告弁護士は時効を主張されました。確かにお金の出口に私の会社分がありましたので、その貸金の性格が「商行為」であったか否かが争点となりました。つまり商行為である場合は、時効が10年でなく「5年」となります。私の貸金は既に5年を経過している為、商行為であると判定された場合は一刀両断のもと切捨てわれる訳です。

その争点に論拠をもって立向かいましたが、裁判長の勧めで和解を受入れ、凡そ半分の金額を被告が返済することで決着することになりました。近日裁判所から和解調書が送られてくるそうです。

回転寿司方式?の簡易裁判所と異なり、地方裁判所では長い時間を頂き裁判長と相対でお話ができ、「判決→不服→上告」での不利な部分の時効問題に付き説明を受けて和解の判断をした次第です。親切な応対に有難く思いました。

しかし裁判所としての結論はこの訴訟範囲では、債権債務の所在と額を決定するということで弁済の否かは別問題です。私(原告)としては(仮)差押執行権限を有しましたが、本当に弁済されるか否かは被告本人の意思次第なのです。更にその時効も10年ですので、今後の被告の対応を見守り、相手の出方によっては次の対処を要するものと考えています。

私としては、今回弁護士に委任せず自身で煩雑な書式の書類を作成して申立て、被告弁護士と対峙するという始めての経験を得ることができて心から満足しています。また裁判所というものが一手法として身近に受入られる存在であることも体得できました。

勿論、提訴すか否かは相手の人間性並びに経済状態により判断しますが、私には親から引継いだ「泣き寝入りは悪ダ・・・」という基本的考え方があります。この世の中、好むと好まざるに拘らず、また善意だ悪意だに関係なく、長い人生で、考えもしなかった出来事(事件?)に遭遇することがあるかと思います。その場合その振りかかった問題の本質を正しく見極め整理し、理不尽(赦せないこと)には敢然と戦う姿勢が必要であることを改めて痛感した次第です。

また、多くの方々が弁護士を立てず法廷で戦っている姿を傍聴することができ大きな収穫でした。

記:大森孝成

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